近年、集中豪雨による土砂災害が増加傾向にあり、地すべり被害を低減するために、様々な取り組みが実施されています。地すべりの監視の一手法として、Level TROLLを用いた水位モニタリングが各地で実績を上げており、簡便で効果的なモニタリング手法として注目されています。
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急激な降雨は地下水位の上昇をもたらし、すべり面より高い位置に地下水位が上昇した場合は地すべりの危険性が生じます。 |
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【観測例】 |
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降雨による自然災害の他、ため池からの漏水など社会活動に起因した地すべりも発生しています。 |
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左写真は水抜き工事が行われているところです。 |
(1) 雨量測定器
→地すべりの最も大きな要因は雨であり、雨が降った後の地下水の流れが地すべり発生地の特定に役立ちます。
(2) 傾斜計
→地下水位の上昇に伴う地盤の変化を確認することが出来る。
【テレメトリー装置と組み合わせることで、リアルタイムモニタリングが可能】
小型省電力テレメトリーロガー(MCPS)により、電源が確保しにくい山間地でもリアルタイムモニタリングが可能です。 電源は、太陽電池、リチウム電池の2系統同時接続が可能であり、外部電源が遮断された場合はバックアップ電源が作動してデータロギングのみのモードに自動で切り替わります。受信したデータは、エクセルのワークシートで簡単に時系列表示させることができる他、Webモニタリングシステムの構築なども請け負っております。