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海洋での水質モニタリング「クラゲ生簀水質モニタリング」



発電所取水口などではクラゲの襲来が大きな問題となっており、様々な対策が講じられています。
In-Situ社のTROLL9500を用いたクラゲ隔離水槽の水質モニタリング調査についてご紹介します。

試験内容


クラゲを海上の生簀に隔離収容し「衰弱」→「死亡」→「消滅」する過程で、どの程度水質に影響が見られるかを調査します。
クラゲは地上にあげると廃棄物となり、適正に廃棄物処理を行うと多大な処理コストがかかります。洋上でのクラゲ処理を目指し本試験を行いました。

問題点

(1) 多項目の水質をモニタリングしたい。
(2) 現場が遠く、海上まで頻繁に行くことができない。
(3) 期間が限定されており、欠測が許されないため、高い信頼性が求められる。

場所と対象

水質計に求められた機能

①海水で使用できる → 耐食性 
②同時に多項目を計りたい → Multi Parameter
③何度も採水したくない → モニタリング式
④測定条件の設定  → 制御の多様性
⑤簡単なデータの記録 → ロガー内臓
⑥PCへのデータ出力 → CSV形式出力
⑦校正の精度と簡単さ →  専用の校正液
⑧操作性  →  Windowsベースのソフトウエア
⑨事務所でのデータ確認 →  遠隔操作

計測項目と測定法

(1) 一般水質項目

水温、塩分、pH、DO、濁度、ORP
→ 投入式、多項目水質計(TROLL9500)による連続測定

(2) 排出基準項目

アンモニア、亜硝酸、硝酸
→ 採水法、分光光度式水質分析計(Smart Spectro)による分析

COD
→ 工場排水試験法(JIS)

遠隔通信システム

実験方法

①クラゲを採集
②湿堆積を測定し、生簀に収容
③TROLL9500を設置
④その後1日1回の頻度で湿堆積を測定 (Webカメラから確認)
⑤14日後にデータを回収

水産生物の湿推積

生簀に収容後速やかに衰弱・死亡し、7日間で消滅した。


*計測は生簀に設置した「ひずみ計」とカメラから確認







水質変動

クラゲの消滅時期は収容後即日の8月4日? 8月5日と考えられ、水質の変化としては下記の特徴が
確認できた。

①クラゲを採集
②湿堆積を測定し、生簀に収容
③TROLL9500を設置
④その後1日1回の頻度で湿堆積を測定 (Webカメラから確認)
⑤14日後にデータを回収

水質変動のデータ

結果

いずれの項目も一時的な変動はあるものの直ちに回復していることが確認できた。よって、本海産生物
の衰弱→死亡→消滅の過程においての海洋環境への影響はないことが証明された。

TROLL9500を使うことのメリット

①ロガー、電源内蔵の設計により、プローブ単体で 無人の長期間モニタリングが可能。
②最大9項目のセンサーを同時搭載できる為、計測を多数使用する必要がないうえ、データの統一が容易である。
③海水の環境にもかかわらずセンサーの精度は高くデータに信頼性が持てる。
④Windows上で動作するソフトウェアWin-situにより遠隔システムの設計が簡単。
⑤設置工事費が従来の水質計よりはるかに安い

※多項目水質計TROLL9500は現在販売終了しております。新たに後継機種としてAquaTROLL600をご用意しております。

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